Our Craftsmanship
SAROMEのものづくり

職人の仕事

一つ一つの部品が何工程もかけてカタチづくられ、職人の手によって、丹念に組み込まれていきます。

ライターは何十点もの細かな部品から構成されています。

各々の部品一つ一つを製造するためには、各々の型が必要になります。型にはプレス金型、抜き型、鋳型、刻印などがあり、製作する形、部品の性能によって使い分けられます。
プレス金型は、一箇所ずつ部品を形成していくためのもので、その部品ごと、工程毎に金型を用意しなければなりません。
金型は鋼材を削りだすところから始まり、焼入れ工程を経て寸法調整を重ねて完成してゆきます。 プレス成型した部品には、一点ずつヤスリがけや磨きを入れて仕上げてゆきます。仕上がった部品が集められ、ライターとしてくみ上げられていきます。
当社のライターは1点1点丁寧に手で組み立てており、必要な治具なども、手作りで一点ずつ用意していきます。

パープレス機

真鍮板の抜きや、孔明け加工、刻印などに使用。
それぞれの工程に一つずつ冶具を設定する必要あります。当然、寸法のずれが無いように逐一冶具がセッティングされます。

けとばしによるカシメ工程の様子

設定された冶具上に部品を一つずつ乗せ、足でバーを踏みます。足でプレス機を動かす事から「けとばし」と呼ばれています。

やすりがけの様子

一点一点、表面にザラつき、ブツ等が無いように素材にやすりがけを行ないます。素材が綺麗で無いといくらメッキや下磨き工程が優れていても、美観が得られません。

冶具の基になる材料を旋盤で削りだしている様子

冶具は寸法が命です。旋盤で平行をしっかりと出さなければなりません。

冶具をナマしている様子。

磨きバフの様子

ライターをひとつずつ磨きあげるために仕上げバフ工程を入れています。回転するバフに製品を当てて艶出しをしています。

旋盤による冶具加工の様子

プレスで使用する冶具づくりは、何工程もかけてつくられる手間がかかる地道な作業です。

プレス加工による製品変化の様子

絞りのプレス工程とキザミ工程によって変形していく様子。
最初は1mm程度の板状からプレスで打ち抜き、それをプレス絞り、ナマシ、洗い工程をへて、また次の冶具にセットされていきます。ライターの部品の形になるまで、大変な時間がかかります。

ライターを内部部品の様子

組み立て用に製作した特殊なドライバーなどを用いて人の手で組み上げられます。

傷を付けないよう、ドライバーなどを操らなければなりません

設計段階では、予め修理できるように中身をバラせるよう組立て方まで配慮されています。

タンクアセンブリをケースに挿入する様子

他にも様々な部品を組み込まなければなりません。

火口の金属部品に加工を施している様子。特殊な冶具を作成し、一ヶ一ヶ加工されていきます。

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