伝えたいこと
「火の作法」
古来より火は神聖なものと考えられていました。
江戸時代から流通したとされる火打石は、たばこや灯篭に火をつけるという機能的な役割だけでなく、
縁起担ぎや厄除けなどの役割も担っていたそうです。
火打石はその便利さからライターやマッチへその姿を変えてきましたが、わたしたちは火への想いは変わらずに大切にしたいと考えています。
ライターをつくるために必要な
プレス金型の焼き入れにも火は使われます。
金型の材料を削りだすときの火花
「ものに心をこめる日本人」
手作業でものづくりを続けていくと、愛着が湧いてきます。皆さんにもそのような経験はありませんか?わたしたちはほとんどの工程を手作業でおこなっているので、送り出すライターひとつずつに愛着が湧いてきます。
火が着けばよいという合理的な考え方もあります。自動生産ラインでつくられる使い捨てライターは、機能的で合理的な製品です。そこでは人による手作業はコストでしかありません。
ですが、古来より火は神聖なものとして考えられてきました。
火を生み出してくれる現代の火打石についても、人の手で心をこめてつくりたい。
わたしたちは火を扱う者として、そのような想いも大切にしながら日本でものづくりを続けています。
現代の拡散式ジェットフレイムライター。
これも手作業で組み立てます。